アシカと風船

屋根の上の庭（エルメス）が俄に気になってきました。
トップノートがややグリーン系で、ミドルはローズとマグノリア、ラストノートがオークモス。おそらく好みだと思うのですが、ナイルの庭を甘くしたような感じとも聞くので、やや不安な面も。
15mlサイズがもう少し安くなればいいのに！まだ高すぎる！

写真を漁っていたらスルタンとスルタンナイトのものが出てきたので、ついでに感想を。
いずれもオスマン帝国の皇帝＝スルタンの名を冠してはいますが、まぁ値段が値段なので、それほど肩肘張った香水ではないです。ちなみにスルタンナイトは千夜一夜物語モチーフで、ラメ入り。どうして買ったんだろう。

 

◎スルタン
琥珀色の液体が綺麗です。
よく「甘い」と聞きますが、僕は甘さを感じず、オリエンタルにも感じませんでした。なんだか瑞々しい香りで、アジアン雑貨屋さんの香りの上澄み部分を水で薄めたような感じ……ってなんだか偽物を掴んでしまったようにも思えますね、、、
オリエンタル系に分類される割には全く重くなく、アジアンな雰囲気と水辺の雰囲気が混ざったような、比較的ライトなフレグランスだと思います。
濃い香りというか、はっきりした香りが好きな人間には物足りなかったので、今は棚の肥やしに。

◎スルタンナイト
水色の液体にラメが舞っていますが、振らない限り沈殿しているので云々……
ライチ系の香りが漂います。千夜一夜物語の大枠、「王の人間不信を解消する～」をイメージしているのか、非常に優しい香りです。ナイトとつくだけあって夜向けのような気がするものの、実際は昼も夜も関係なく使えると思います。
夜だったら、これをつけてバーに行く、って感じではなく、ベッドでぐっすり眠る、って雰囲気。
いかんせんラメが邪魔なのと、フルーティ系が苦手になってきてしまったのとでこちらも棚の肥やしに。ちょっと勿体ないですが、スルタン同様コンセプトは伝わりました。

ジャンヌ・アルテス、安いのはいいんだけど、100mlばかりっていうのがなあ......

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